「毎月お給料日前はカツカツ…」「将来のために貯金したいけど、今の生活で精一杯!」そんな悩みを抱えていませんか?予算が厳しいと、これ以上どこを切り詰めれば良いのか分からなくなってしまいますよね。でも、諦めるのはまだ早いです!どんな状況でも、少しの工夫と行動で、将来のためのお金を少しずつでも貯めていくことは可能です。この記事では、厳しい予算の中でも無理なくお金を貯めるための6つの具体的な方法をご紹介します。
1. テレビ・動画サービスの契約を見直す
毎月当たり前のように支払っているテレビや動画配信サービスの料金。本当に今のあなたに最適なプランになっていますか?まず簡単に見直せるのが、これらのエンタメ費です。
- ケーブルテレビや衛星放送: もし契約していて、あまり見ていないチャンネルが多いなら、より安価なプランに変更するか、解約を検討しましょう。
- 動画配信サービス(VOD): Netflix、Amazon Prime Video、Huluなど、様々なサービスがあります。複数のサービスに加入している場合は、本当に利用しているものだけに絞る、または料金プランを見直すだけでも節約につながります。無料期間を活用したり、家族とアカウントを共有できるか確認するのも良いでしょう。
- NHK受信料: 支払い方法(口座振替やクレジットカード払い、まとめ払い)によって割引があるか確認してみましょう。
月数百円、数千円の違いでも、年間で見ると大きな金額になります。
2. 食費のあり方を見直す「自炊中心」へシフト
日々の支出で大きな割合を占める食費。ここを見直すことで、大きな節約効果が期待できます。一番効果的なのは、やはり外食や中食(お惣菜・お弁当)の回数を減らし、自炊中心の食生活に切り替えることです。
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- ランチの習慣を見直す: 毎日コンビニ弁当や外食ランチをしていませんか?週に数回でも手作りのお弁当を持参するだけで、食費は大きく変わります。前の日の夕食の残りを活用するのも賢い方法です。
- まとめ買い・計画的な買い物: 週に1~2回、献立をある程度決めてから買い物に行くと、無駄な食材の購入を防げます。特売品や旬の食材を上手に取り入れましょう。
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- 食材の使い切り・冷凍保存: 購入した食材は無駄なく使い切る工夫を。すぐに使わない野菜やお肉は、下処理をして冷凍保存しておくと便利です。
- 嗜好品の見直し: 毎日飲んでいるペットボトル飲料や缶コーヒー、お菓子なども、少し意識して回数を減らすだけで節約につながります。マイボトルを持参するのもおすすめです。
一般的に、食料品の価格よりも外食の価格の方が上昇しやすい傾向にあります。自炊スキルを上げることは、長期的な節約にも繋がります。
3. 各費目を「少しだけ」引き締める
「もうこれ以上切り詰めるものなんてない…」そう思っていても、意外と見直せるポイントは残っているものです。家計簿をつけている方は、各費目をもう一度チェックし、それぞれから月に500円~1000円でも良いので捻出できないか考えてみましょう。
- 日用品・消耗品: 本当に必要なものだけをリストアップして購入する、プライベートブランドの商品を選ぶなどで、少しずつコストを抑えられます。
- 交通費: 近距離なら自転車や徒歩移動を心がける、電車やバスの回数券やお得な切符を利用する、車の利用頻度を見直す(カーシェアリングの検討など)ことで、ガソリン代や交通費を節約できます。
- 光熱費: エアコンの設定温度を1℃変える、使わない家電のプラグを抜く、LED電球に交換するなど、小さなことの積み重ねが大切です。電力会社やガス会社のプランを見直すのも有効です。
塵も積もれば山となる、です。小さな節約も、年間を通してみると大きな金額になります。
4. 日々の買い物は「現金払い」を意識する(または予算管理しやすい決済方法を選ぶ)
家賃や公共料金など、口座振替やクレジットカード払いが便利なものもありますが、食費や娯楽費といった日々の変動費については、現金で支払うことを試してみてはいかがでしょうか。財布から実際にお金が出ていくのを見ることで、支出に対する意識が高まり、無駄遣いを抑えやすくなります。
また、「週に1万円まで」と決めて、その金額だけを財布に入れておく「予算封筒」のような方法も効果的です。クレジットカードやキャッシュレス決済を利用する場合は、支出がリアルタイムで確認できる家計簿アプリと連携させたり、月の利用上限額を設定したりするなど、使いすぎを防ぐ工夫をしましょう。ポイント還元率の高いカードを選び、賢く利用することも大切ですが、ポイント欲しさに不要な買い物をしてしまっては本末転倒です。
5. 借金の早期返済に取り組む
もしリボ払い、カードローン、消費者金融からの借入など、金利の高い借金がある場合は、その返済を優先的に進めることが非常に重要です。毎月支払っている利息の額を計算してみると、想像以上に大きな金額になっていることに驚くかもしれません。
例えば、クレジットカードのリボルビング払いの金利は、年利15%前後に設定されていることが一般的です。借入残高が多いほど、毎月の返済額の多くが利息の支払いに充てられ、元金がなかなか減らないという状況に陥りがちです。
借金をできるだけ早く返済することで、毎月の支出が減り、その分を貯蓄や他の有益なことにお金を使えるようになります。家計にゆとりを持たせ、確実に貯蓄を増やしていくためには、借金からの解放が不可欠なステップです。
返済が困難な場合は、おまとめローンを利用して金利負担を軽減したり、専門家(自治体の相談窓口や弁護士、司法書士など)に相談することも検討しましょう。
6. 大きな固定費の削減に挑戦する
毎月の支出の中で、特に大きな割合を占める固定費の見直しは、一度行うだけで継続的な節約効果が期待できます。少し手間がかかるかもしれませんが、その効果は絶大です。
- 家賃: 現在の収入やライフスタイルに見合っていますか?より家賃の安い物件に引っ越す、更新のタイミングで家賃交渉を試みるなどの方法があります。また、可能であれば実家に戻る、ルームシェアをするなども大きな固定費削減に繋がります。
- 住宅ローン: 借り換えによって金利が下がり、毎月の返済額や総支払額を減らせる可能性があります。金融機関に相談してみましょう。
- 保険料: 加入している生命保険や医療保険の内容は本当に今の自分に必要でしょうか?保障内容を見直したり、より保険料の安い商品に乗り換えたりすることで、固定費を削減できる場合があります。複数の保険会社の商品を比較検討することが大切です。
- 通信費: スマートフォンの料金プランは定期的に見直しましょう。大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月数千円単位で節約できることもあります。自宅のインターネット回線も同様です。
- 車両費: 車を所有している場合、維持費(駐車場代、保険料、税金、ガソリン代、車検代など)は大きな負担です。利用頻度が低い場合は、カーシェアリングやレンタカーを利用する、あるいは思い切って手放すことも選択肢の一つです。
これらの大きな固定費を低く抑えることができれば、毎月の家計管理がぐっと楽になり、貯蓄にも弾みがつきます。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 「いざという時のためのお金(緊急資金)」って何?どうやって貯めるの?
A1. 緊急資金とは、病気やケガで働けなくなったり、失業してしまったりといった、予期せぬ事態に備えるためのお金です。一般的には、生活費の3ヶ月分から半年分が目安と言われています。予算が厳しい中で一度に大きな額を用意するのは大変ですが、毎月少しずつでも良いので、専用の口座(できれば普通預金よりも金利が少しでも良い定期預金や貯蓄預金など)に積み立てていく習慣をつけましょう。毎月の給料日に、先に一定額を貯蓄用口座に移してしまう「先取り貯蓄」がおすすめです。
Q2. 毎月、いくらくらい貯金すればいいの?
A2. 一般的には手取り収入の10%~20%を貯蓄に回せると理想的と言われますが、収入や家族構成、ライフステージによって目標額は異なります。大切なのは、無理のない範囲で続けることです。最初は手取りの5%からでも構いません。まずは「貯蓄する習慣」を身につけることを目標にしましょう。何も貯めないよりは、たとえ少額でも貯める方がずっと良いのです。
Q3. 貯金するための予算って、どうやって作るの?
A3. まず、1ヶ月の収入と支出をすべて書き出してみましょう。家賃、ローン、光熱費、通信費、保険料といった固定費だけでなく、食費、日用品費、交通費、娯楽費などの変動費も細かく把握します。年に数回しか支払いがないもの(税金、保険の年払いなど)も月割で計算に入れておくと良いでしょう。収入から支出を差し引いた金額が、あなたが貯蓄できる可能性のある金額です。もしマイナスになってしまう場合は、どこかの支出項目を削減する必要があります。家計簿アプリなどを活用すると、記録や分析が簡単になります。
いかがでしたか?厳しい予算の中でも、工夫次第でお金を貯める道は必ず見つかります。最初からすべてを完璧にこなそうとせず、まずは自分にできそうなことから一つずつ試してみてください。小さな一歩が、将来の大きな安心へと繋がっていくはずです。